新品の畳に交換するべきタイミングの見極め方とは?畳の選び方も解説

長年畳を使っていると、へこんだ部分ができたり、日光で黄色く変色してしまったりします。このような場合、新品の畳に交換しようと検討している人もいるのではないでしょうか。

本記事では、畳を交換するべきか見極める方法と、畳の選び方について解説しています。畳を新調する際の参考にしてください。

畳を新品に交換するタイミング・見極め方とは?

畳を新品に交換するタイミングは、ダメージが大きく補修では対応できない場合です。一般的には使用期間が10年~15年くらいになると、畳表を交換する「表替え」や畳表を裏返す「裏返し」では対応できなくなります。

とはいえ、畳の劣化状況はそれぞれ違います。次のポイントをチェックして交換時期なのか見極めるとよいでしょう。

・踏み心地:弾力がない、へこんでいる部分がある、きしむ音がする
・表面:隙間やはげがある、変色が進んでいる
・畳床:くさっている、カビが繁殖している

上記の項目が複数あてはまるなら、畳を新品に交換するタイミングです。

逆にあてはまる項目がなく、見た目も我慢できる場合は、「裏返し」または「表替え」でのメンテナンスも検討したほうがよいでしょう。畳を新品に交換すると4,000~2万円程度ですが、表替えは3,000~1万5,000円、裏返しは2,500円~4,000円ほどで済みます。

新品の畳の選び方

一口に新品の畳といっても、いろいろな種類があり、どれが良いか迷う人もいるのではないでしょうか。一度購入すれば長く使うだけに、慎重に選びたいところです。新品の畳を選ぶ際に重要ポイントは素材、折り方、用途の3つがあります。

畳の素材で伝統的なのは「い草」です。耐久性が高く踏み心地も良いのが国産のい草で、品質は劣りますが価格が安いのが中国産です。予算と見比べながらどちらにするか選ぶとよいでしょう。また、メンテナンス性を重視するなら、和紙製か樹脂製がおすすめです。い草ならではの風合いや香りはありませんが、「カビ・ダニが発生しにくい」「日焼けしにくい」「水や汚れに強い」のがメリットです。

畳の折り方にも注目してみましょう。一般的な畳は折り目の間隔が1.5mmほどの「引目織」です。それに対して折り目が0.7mmほどの「目積織」は、縁のないモダンな畳でよく用いられます。また、畳の目が左右対称になる「平織」もあります。

用途に応じて特殊な畳を探している人もいるのではないでしょうか。例えば、折り畳み式の畳や、フローリングの上に置ける畳、水洗い可能な畳などです。これらは畳専門店よりオンラインショッピングのほうが好みのものを見つけやすいでしょう。

まとめ

新しい畳に交換すると、部屋の印象が一変し、心地のよいい草の香りに満たされます。ただし、メンテナンスで対応できる場合もありますので、畳の状態を見極めながら、新調するかどうか決めるとよいでしょう。畳を購入する際は素材や折り方などに注目すると、使い心地の良い畳を選べます。

タイトルとURLをコピーしました