ご自宅で使っている畳を汚したときの洗い方が気になったことはありませんか?
本記事では、基本的な畳のお手入れ方法やお手入れのコツ、しつこい汚れへの対処法を紹介します。
畳の洗い方は?畳のお手入れ方法とコツを紹介
一般的に、畳を洗うことはできません。
多くの畳に使われているイグサが、水や湿気に弱いためです。
誤って畳を洗ってしまった場合は、カビが生えてしまうおそれがあります。
以下では、畳の洗い方をお伝えする代わりに、基本的な畳のお手入れ方法を解説します。
基本的な畳のお手入れ方法
まず、掃除機やほうきを使って、畳の上やすき間にある大きなホコリやゴミを取り除きましょう。
畳の縁などの狭い場所にたまったホコリは、ほうきでかき出すと良く取れます。
次に、畳の表面についた皮脂などの汚れを乾いた布でふき取りましょう。
乾いた布では汚れが落ちないときは、濡らした布も使えますが、畳をなるべく濡らさないよう配慮が必要です。
布を固く絞ってから使ったり、濡らした布でふいたあとに乾ぶきしたりするようにしましょう。
畳をお手入れする3つのコツ
また、畳をお手入れするときは、次のようなコツを意識してみましょう。
1つ目は、畳の目にそって作業することです。
畳の目を無視してお手入れすると、畳のすき間にゴミが詰まったり、畳を傷めたりするおそれがあります。
2つ目は、畳1枚のお手入れに約1分の時間をかけることです。
畳の目と目の間などには汚れがたまりやすいため、1枚ずつ時間をかけてお手入れしてください。
3つ目は、畳を傷める洗剤を使わないことです。
効果が強力なカビ取り剤や漂白剤、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使うと、畳が変色したり傷んだりすることがあります。
以上のコツを意識して、こまめに畳をお手入れすることが、畳を長持ちさせるポイントです。
畳にしつこい汚れがついたときの対処法は?
上記のお手入れでは落とせないようなガンコな汚れやトラブルには、次のように対処しましょう。
- カビ:カビが生えた部分に消毒用アルコールをスプレーする。しばらくしたら、乾いた布でふき取る。
- ジュースや醤油などの液体汚れ:液体をふき取ってから塩をまいて汚れを吸わせる。湿ってきたら歯ブラシでこする。
- ダニ:畳の表面についたダニを払い落とし、日当たりと風通しのいい場所に畳を干して湿気を飛ばす。
- 日焼け:クエン酸かお酢をお湯で薄めたもので畳をふいたあと、乾いた布で水分をふき取る。
畳には使えない洗剤も多いので、しつこい汚れを落とすときは正しい方法で慎重に対応してくださいね。
まとめ
畳を汚してしまった場合、畳の洗い方を知りたくなる人もいるかもしれません。
ですが、畳は水に弱いため、汚れても洗うことはできません。
畳にダメージを与えないためには、正しいお手入れ方法を守る必要があります。
大切な畳を長く使い続けられるよう、コツを押さえて正しく畳をお手入れしてくださいね。